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字を習うということ
本土ではひと雨ごとに秋の気配を感じるようになる頃だと思いますが、ここ沖縄ではまだまだ真夏の太陽が容赦なく照りつける毎日です。

書道教室に通ったら字が上手になったというのが、目に見えて分かる成長だと思います。

ご父兄や習っている本人はもちろん、先生にとってもそれはとても嬉しいことです。
でも、先生にとってはまた違う喜びもあるんです。最初はお母さんに教室に連れて来られ、本人はお習字なんかやりたくなくて『もう帰る!』と言った子・・・それでもなんとか入会して硬筆だけやっていたのが、そのうち自分から『筆もやってみたい』と言って毛筆まで始めてしまいました。こういう子は他にもいます。
また、どうもやる気がなさそうに見えた子がいつしかコツをつかんで楽しくなって、先生が『もう終わって帰ってもいいよ』と言っているのに『もうちょっと書いてみる』と言うようになったり。
生徒の上達した字を見るのも嬉しいですが、こういう変化を見るのも本当に嬉しく(先生になってよかったな)と思う瞬間なのです。
上達するのは嬉しいことですが、私は同時に字を書くことを好きになって欲しいと思っています。
できないこと、面倒臭いことがあるとすぐに弱音を吐いたりやめてしまったりする子が多い現代、私の教室に通う生徒たちには、せめてお稽古の時間はできないことに対して努力させ、それが できた時の喜び・達成感を味わってもらいたいなと考えています。